怪我した場合など、どこかの部位に急に炎症が生じた場合には、冷やすのが鉄則です。炎症は、そこに細菌が入り込み、それを駆除するために身体が戦っている状態ですから、細菌の動きを弱めるために、低い温度にします。その後、ある程度炎症が治まってきたら、自然治癒力を向上させて免疫の働きを助けるために温めておくようにするものです。ですから、通常の施術においてはマッサージは温めながら行う場合がほとんどです。身体を温めることを「温活」と表現することもあります。温活とは、身体を温めることによって基礎体温を上げ、身体の不調を改善することです。身体が冷えて体温が低下すると、肩こりやむくみ、肥満、月経症などのさまざまな不調を引き起こします。特に女性は、脂肪が多く筋肉量が少ないことから、基礎代謝が低くなって身体が冷えやすい傾向にあります。タイでは「ユーファイ」という文化があります。直訳すると「火のそばにいる」という意味ですが、要するに身体を温めることが大切という意味です。あの南国の国でも身体を温めることはの重要さが昔から伝えられています。妊活のためにはユーファイしなさい。産後ケアのためにはユーファイをしなさい。そんな風にタイでは身体を温める習慣が一般的なものです。身体を温めることは、妊娠しやすい身体を作ることにもなります。産後のケアも素早くスムーズに回復します。身体を温めれば、血流が良くなって代謝が上がります。代謝が上がれば、痩せやすくもなります。「冷えは万病の元」と言われるように、身体を温めることは大切なことです。私たちは、蒸した天然ハーブボールを身体に押し当てながら施術するハーブボールを使ったトリートメントをお勧めしています。