焚き火が注目されています。焚き火に癒し効果があることが認められていることも大きな要因でしょう。炎は心理的な安心感を与えてくれるものです。そうして、心と身体の疲れ、悩みをやわらげ安心できる状態にしてくれます。哺乳類の中で、火を扱う動物は人間だけですが、火は、闇夜を照らし、寒さから私たちを守ってくれるものです。夜行性の動物から守ってくれたり、煮炊きすることで食文化の幅を広げてくれました。それ以外にも、火には私たちのコミュニケーションを活発にしてくれる効果もあるようです。リラックス効果とこだわりが減ったナチュラルな状態で物事を肯定的に捉えられる効果もあるようです。自然界に存在するさまざまなゆらぎ現象のひとつに「1/fゆらぎ」と呼ばれるものがあります。1/fゆらぎは、木もれ日、水の流れる音、波の音、暖炉の炎のゆらめき、ろうそくの炎、風に揺れる木立、雲のながれ、雨の音などにあらわれます。規則的でもまったくの不規則でもない調和がとれた状態である自然界のゆらぎが人間の生体活動にいろいろ影響を及ぼしていると言われています。心を落ち着かせ、鎮静効果をもつと言われています。こうした環境では、人間の脳からα波が出てくるようです。α波は脳をリラックス状態に導きます。もちろん、PCやモバイル端末で映像として観るだけでも効果はありますが、視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚が同時に刺激されるリアルな場面では、それとは比較にならないほどの効果があります。・・・ |